设置

关灯

第18节(第2/6页)

    見される。そこで一つ質問したいんだが、犯行は計画的に行われたことだろうか。それとも、何らかの事情で、突発的に行われたのだろうか」

    「それは――」草薙は、何かを観察するような湯川の顔を見返して続けた。「突発的なものだったのかもしれないな。たとえば靖子は、何らかの話し合いをする目的で富樫を呼び出した。石神はいわば彼女のボディガードとして同席した。ところが話がこじれて、結果的に二人は富樫を殺すことになってしまった――。そんなところじゃないか」

    「その場合、映画館の話と矛盾するぜ」湯川はいった。「ただ話し合いをするためだけなら、アリバイを用意しておく必要がない。たとえ不十分なアリバイにせよ、な」

    「じゃあ、計画的犯行だというのか。最初から殺すつもりで靖子と石神は待ち伏せしていたと」

    「それも考えにくい」

    「なんだよ、それ」草薙はげんなりした顔を作った。

    「あの石神が計画を立てたのなら、そんな脆もろいものになるわけがない。そんな穴だらけの計画を立てるわけがない」

    「そんなことをいったって――」そういった時、草薙の携帯電話が鳴った。「失礼」といって彼は電話に出た。

    相手は岸谷だった。彼からの情報は重大なものだった。質問しながら草薙はメモを取った。

    「面白い話が飛び込んできたぜ」電話を切った後、草薙は湯川にいった。「靖子には娘がいて、美里というんだが、その娘のクラスメートから興味深い証言がとれたらしい」

    「なんだ」

    「事件当日の昼間、そのクラスメートは美里から、夜に母親と映画に行くという話を聞いたらしい。

    「本当か」

    「岸谷が確認した。間違いないようだ。つまり靖子たちは、映画館に行くことを昼間の時点で決めていたということになる」草薙は物理学者に向かって頷きかけた。「計画的犯行、と考えて間違いないんじゃないか」

    だが湯川は真剣な眼差しのまま首を振った。

    「ありえない」重い口調でいった。

    13

    錦糸町駅から歩いて五分ほどのところにまりあんはあった。飲み屋が何軒か入っているビルの五階だ。建物は古く、エレベータも旧式だった。

    草薙は腕時計を見た。午後七時を回ったところだ。まだ客はさほど来ていないだろうと見当をつけた。じっくりと話を聞くからには、忙しい時間帯は避けたい。もっとも、こんなところにある店がどの程度に混むかはわからないが、と錆の浮き出たエレベータの壁を見ながら彼は思った。

    だがまりあんに入ってみて驚いた。二十以上あるテーブルの三分の一ほどが埋まっていたからだ。服装を見るとサラリーマンが多いようだが、職業不明の人種の姿もある。

    「以前、銀座のクラブに聞き込みに行ったことがあるんですが」岸谷が草薙の耳元で囁いた。「バブル時代に毎晩通ってた連中は、今はどこで飲んでるんだろうって、そこのママがいってました。こんなところに流れてたんですね」

    「それは違うと思
    (本章未完,请翻页)