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第18节(第1/6页)

    が見つかった」

    「すると君は、その二時間十分の間に、靖子と石神によって殺害が行われたと考えているわけだ」

    「死体遺棄も行われたかもしれないが、時間的に見て、靖子は石神よりも先に現場を立ち去った可能性が高い」

    「殺害現場はどこだ」

    「それはわからない。どこにせよ、靖子が富樫を呼び出したのだろう」

    湯川は無言でマグカップを傾けた。眉間に皺が刻まれている。納得している顔ではなかった。

    「何かいいたそうだな」

    「いや、別に」

    「いいたいことがあるなら、はっきりいえよ。俺の意見はいったんだから、今度はおまえが話す番だ」

    草薙がいうと、湯川はため息をついた。

    「車は使われていない」

    「えっ」

    「石神は車を使っていないはずだといったんだ。死体を運ぶには車が必要だろ――彼は車を持っていないから、どこかで調達してこなきゃならない。証拠の残らない車を、痕跡の残らない方法で調達する手段を、彼が持っているとは思えない。ふつうそんなものは、一般人の誰も持っていない」

    「レンタカー屋を虱潰しに当たるつもりだ」

    「御苦労様。絶対に見つからないことを保証する」

    この野郎、という思いで草薙は睨みつけたが、湯川は素知らぬ顔だ。

    「もし殺害現場が別なら、死体運搬役は石神だろうといっただけだ。死体の見つかった場所が犯行現場だっていう可能性も十分あるさ。何しろ二人がかりだから、何でもできる」

    「二人がかりで富樫を殺し、死体の顔を潰して指紋を焼き、服も脱がせて焼き、そうして二人して徒歩で現場を立ち去ったというわけか」

    「だから時間差はあったかもしれない。とにかく靖子は映画が終わるまでに戻らなきゃいけないからな」

    「君の説によれば、現場に残っていた自転車は、やはり被害者自身が乗ってきたもの、ということになるな」

    「まあそうだな」

    「で、それについた指紋を石神は、消し忘れたということになる。あの石神がそんな初歩的なミスを犯したのか。ダルマの石神が」

    「どんな天才だって、ミスはするさ」

    だが湯川はゆっくりとかぶりを振った。「あいつはそんなことはしない」

    「じゃあ、どういう理由で指紋を消さなかったというんだ」

    「それをずっと考えている」湯川は腕組みをした。「まだ結論は出ない」

    「考えすぎじゃないのか。あいつは数学の天才かもしれんが、殺人には素人のはずだぜ」

    「同じことさ」湯川は平然といった。「殺人のほうが彼にはやさしいはずだ」

    草薙はゆっくりと頭を振り、薄汚れたマグカップを持ち上げた。

    「とにかく石神をマークしてみる。男の共犯がいたという前掟が可能なら、捜査する内容も広がってくる」

    「君の説によれば、犯行はずいぶんと杜撰ずさんに行われたことになる。事実、自転車の指紋の消し忘れ、被害者の衣服の燃え残しなど、手抜かりがずいぶんと散
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