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第4节(第1/6页)

    、事件とお二人の繋がりを切ってしまうか、のどちらかだね。いずれにしても死体は始末しなければならない」

    「できると思いますか」

    「美里」靖子はたしなめた。「何をいってるの」

    「おかあさんは黙ってて。ねえ、どうですか、できますか」

    「難しいね。でも、不可能じゃない」

    石神の口調は相変わらず無機質だった。だがそれだけに理論的裏づけがあるように靖子には聞こえた。

    「おかあさん」美里がいった。「おじさんに手伝ってもらおうよ。それしかないよ」

    「でも、そんなこと」靖子は石神を見た。

    彼は細い目をじっと斜め下に向けている。母娘が結論を出すのを、静かに待っているという感じだった。

    靖子は小代子から聞いた話を思い出していた。それによれば、この数学教師は靖子のことが好きらしい。彼女がいることを確かめてから弁当を買いに来るのだという。

    もしその話を聞いていなければ、石神の神経を疑っているところだ。どこの世界に、さほど親しくもない隣人を、ここまで助けようとする人間がいるだろう。下手をすれば自分も逮捕されることになるのだ。

    「死体を隠しても、いつかは見つかるんじゃないでしょうか」靖子はいった。この一言が、自分たちの運命を変える一歩だと彼女は気づいていた。

    「死体を隠すかどうかはまだ決めていません」石神は答えた。「隠さないほうがいい場合もありますから。死体をどうするかは、情報を整理してから決めるべきです。はっきりしているのは、死体をこのままにしておくのはまずいということだけです」

    「あの、情報って」

    「この人に関する情報です」石神は死体を見下ろした。「住所、氏名、年齢、職業。ここへは何をしに来たのか。この後、どこへ行くつもりだったのか。家族はいるのか。あなたが知っているかぎりのことを教えてください」

    「あ、それは」

    「でもその前に、まず死体を移しましょう。この部屋は一刻も早く掃除をしたほうがいい。犯行の痕跡が山のように残っているでしょうから」いい終わるや否や、石神は死体の上半身を起こし始めた。

    「えっ、でも、移すって、どこに」

    「私の部屋です」

    決まってるじゃないかという顔で答えると、石神は死体を肩に担ぎあげた。ものすごい力だった。紺色のジャージの端に、柔道部、と書いた布が縫いつけられているのを靖子は見た。

    石神は床に散らばったままの数学関連の書籍を足で払いのけ、ようやく畳の表面が見えたスペースに死体を下ろした。死体は目を開けていた。

    彼は入り口で立ち尽くしている母娘のほうを向いた。

    「お嬢さんには部屋の掃除を始めてもらおうかな。掃除機をかけて。なるべく丁寧に。おかあさんは残ってください」

    美里は青ざめた顔で頷くと、母親をちらりと見てから隣の部屋に戻った。

    「ドアを閉めてください」石神は靖子にいった。

    「あはい」

    彼女はいわれ
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