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第23节(第5/6页)

    。娘さんと会話しているように見せかけて、じつは私にメッセージを発してくれていたのです」

    草薙の指に挟んだ煙草が、半分以上灰になっていた。彼はそれを灰皿に落とした。岸谷と目が合った。後輩刑事は当惑した顔で首を捻っている。

    「花岡靖子さんがあなたにそういったのですか。娘と話しているように装って、じつはあなたに話しかけているのだと」

    「いわなくてもわかります。彼女のことなら何でも」石神は頷いた。

    「つまり、彼女がそういったわけではないのですね。あなたが勝手にそう思い込んでいるだけじゃないんですか」

    「そんなこと、あるわけがない」無表情だった石神が、わずかに色をなした。「別れた亭主に苦しめられていることも、彼女からの訴えによって知ったのです。彼女が娘にそんなことを訴えたって、何の意味もないじゃないですか。私に聞かせたくて、そういう話をしたのです。何とかしてくれと私に頼んでいたんですよ」

    草薙は彼をなだめるように手を動かし、もう一方の手で煙草の火を消した。

    「ほかにはどんな方法で連絡をとっていたんですか」

    「電話です。毎晩、電話をかけました」

    「彼女のところに」

    「彼女の携帯電話に、です。といっても、電話で話すわけではありません。私はただ呼出音を鳴らすだけです。もし彼女のほうに緊急の用がある場合は電話に出る。用がなければ、出ない。私は呼出音を五回聞いてから、電話を切るようにしていました。二人の間で、そのように決めてあったのです」

    「二人の間で ということは、そのことは彼女も承知していたと」

    「そうです。以前、そのように話し合って決めたのです」

    「では、花岡さんに確認してみましょう」

    「それがいい。そのほうが確実だ」自信に満ちた口調でいい、石神はぐいと顎を引いた。

    「今の話はこれから何度も聞かせてもらうことになります。正式な供述書を作るのもこれからですから」

    「ええ、何度でもしますよ。仕方のないことです」

    「最後に伺っておきたいのですが」草薙は机の上で指を組んだ。

    「なぜ出頭を」

    石神は大きく息を吸い込んだ。

    「出頭しないほうがよかったですか」

    「そんなことを訊いてるんじゃない。出頭するからには、それなりの理由なり、きっかけなりがあるでしょう。それを知りたいんです」

    すると石神はふんと鼻を鳴らした。

    「そんなこと、あなたの仕事には何の関係もないことでしょう。犯人が自責の念に駆られて出頭してきた、それでいいんじゃないんですか。それ以外の理由が必要ですか」

    「あなたを見ていると、自責の念に駆られているようには思えないんですが」

    「罪の意識があるか、と問われれば、少し違うといわざるをえないでしょう。でも私は後悔している。あんなことをしなければよかった。あんなふうに裏切られるとわかっていたなら、人殺しなんかしなかった」

    「
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