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第24节(第3/6页)

      「石神は典型的なストーカーだ。靖子と気持ちが通じ合っていると勝手に思い込んで、彼女に近づいてくる男を全て排除しようとした。元の亭主なんてのは、最も憎むべき存在だったんじゃないか」

    「はあ」

    「何だ、浮かない顔だな。何が気に入らない」

    「そういうわけではないんですが、石神という男について、自分なりに人間性を把握していたつもりですから、それとあまりにかけ離れた供述内容なので、戸惑っているんです」

    「人間なんてものは、いくつもの顔を持っているものだ。ストーカーの正体は、大抵の場合、意外な人物だ」

    「それはわかっていますが。集音器のほかに何か見つかりましたか」

    間宮は大きく頷いた。

    「炬燵のコードが見つかった。ホーム炬燵と一緒に箱に入っていた。しかも袋打ちコードだ。絞殺に使われたものと同一だ。被害者の皮膚の一部でも付着していたら決まりだ」

    「ほかには」

    「こいつを見せてやろう」間宮はパソコンのマウスを動かした。だが手つきがぎこちない。たぶん誰かに即席で教わったのだろう。「これだ」

    文書作成ソフトが立ち上がっていた。画面に文章を書いた頁ぺージが表示されている。草薙は覗き込んだ。

    それは次のような文章だった。

    貴女が頻繁に会っている男性の素性をつきとめた。写真を撮っていることから、そのことはおわかりいただけると思う。

    貴女に訊きたい。この男性とはどういう仲なのか。

    もし恋愛関係にあるというのなら、それはとんでもない裏切り行為である。

    私が貴女のためにどんなことをしたと思っているのだ。

    私は貴女に命じる権利がある。即刻、この男性と別れなさい。

    さもなくば、私の怒りはこの男性に向かうことになる。

    この男性に富樫と同じ運命を辿らせることは、今の私には極めて容易である。その覚悟もあるし、方法も持っている。

    繰り返すが、もしこの男性と男女の関係にあるのならば、そんな裏切りを私は許さない。必ず報復するだろう。

    17

    窓際に立った湯川は、そこからじっと外を見つめた。その背中には、無念な思いと孤独感のようなものが漂っていた。久しぶりに出会えた旧友の犯行を知ってショックを受けているともとれるが、何か別の感情が彼を支配しているように草薙には見えた。

    「それで」湯川が低く発した。「君はその話を信じたのか。その石神の供述を」

    「警察としては、疑う理由がない」草薙はいった。「奴の証言に基づいて、様々な角度から裏を取っている。今日俺は、石神のアパートから少し離れたところにある公衆電話の周辺で聞き込みをしてきた。奴の話では、そこから毎晩のように花岡靖子に電話をかけていたということだった。公衆電話のそばに雑貨屋があるんだが、そこの主人が石神らしき人物を見かけていた。最近じゃ公衆電話を使う人間は少ないので、印象に残っていたらしい。電話しているところを何度も目撃した、
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